ステージプラグイン制作講座 Chapter3


制作準備『ラフ・設計図の準備』

第二回目です
ステージ作るのになぜわざわざ設計図が要るのかと首を傾げる方もいますが
私がこの講座で説明する物は大体のパーツを一から作る物であり、
スプライトを組み立てるだけの物についてはほぼ説明はありません。


では設計図には何を描けばいいのか、大まかには
全体図パーツ アニメーション

これらに関して注釈付きで描いておくと基本的には足ります
全体図はMUGENの基本サイズ4:3(High-resなら640*480、Low-resならその半分)を
想定するのも良いですがどちらかと言うと全体を、最低でも左右の移動限界までは描くと
レイヤーの配置バランスを調整しやすくなります。

パーツレイヤーとして並べる画像の事を言っています
MUGENのステージはレイヤーを1枚から数十枚、物によっては100を超える数で構成され、
しかも通常のゲームでいう「オブジェクト」や、MUGENではキャラ制作でいう「Helper」とは違い
特定の物がいきなり違う物に変わる処理を一つで管理できないのが特徴です。
代わりに何百レイヤー設定しようがPCスペックさえ追いつけば動きます
SFFの容量が多い場合メモリエラーで落ちるPCでもSFFが軽ければ動く事自体は可能です

SFFの容量・レイヤー数が処理速度に与える影響は後に検証でも掲載してみようと思いますが
初回からそんなに複雑な物作る方はまぁいないと思いますから不要かもしれませんね

その話は置いといて
ようは必要だと思うパーツを描き並べていくということです

アニメーション
所定のパーツがどのように動くかを書いておくということです
MUGENのステージは「画像の拡大縮小・回転が出来ない(滅茶苦茶重要)」ので
例えば回転したい画像がある場合、それを360度分準備する必要があります
一見見た目が簡単なステージが実はトンデモなく作るのが難しい場合があります




ではここで私の過去作品を作る際に実際に使用したラフを何枚かご紹介(ネット初公開)
紙面サイズ平均:横6.5cm×縦9cm
画像(クリックで拡大リンク有り)ステージ名
レインボーロード7(画像サイズ750*540)
1枚目表左下、恒星の回転に50枚使うと書いてあるのがわかります

※「ノーマルマップ」という言葉が出ているが実際とは違う意味
九天の滝(画像サイズ1230*540)
実はこの設計図を書いている段階では湖の上まで行くという
予定はありませんでした

紙面サイズからわかる通り私はかなり小さく描く癖がありますが
人によって描きやすいサイズも違うので別にこのような描き方である必要もありません
あくまで例です。




次回、Chapter4ではプログラム全文を書き、それぞれの意味を説明していきます
他のサイトでも載っている事もあればバグ関係の話も出てきます

Chapter4へ進む




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